気ままな日々

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読むヨム

 私の小説の読書歴は浅い。本を読むようになったのはJeffの介護がはじまった2006年から。Jeffのそばから離れられなくなった私はその横でミステリーを読むようになった。それまでノンフィクションや詩集などは好きで読んでいたが、小説には生きた人が見えず好きになれなかった。自分の中で人生に求めるものを必死に探していたからなのかもしれない。
 2006年12月12日にJeffを見送ってから私の読むヨムはさらに拍車がかかった。理由は簡単。自分の人生も閉じてしまったような気になり何もする気がなくなってしまったのだ。ところがっ!!逃避行動から始まった読むヨムだが、読むことから受け取る感動を味わい、それがモチベーションとなり、行動が定着してしまったのだ(外的動機付けから内的動機付けにかわったというわけ(^_-)-☆)。そして、今ではミステリー以外の小説も読むようになり、読むヨム友達もでき、年間100冊を目標に互いに刺激し合っている。昨年は友人が102冊、私が106冊。達成祝いにディナーつきフラメンコの舞台を見に行った。なぜフラメンコなのか?!二人とも生のフラメンコなんて見たことない!!ということで盛り上がっただけ。。。
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今年は現在29冊目。3月11日の出来事で心が揺れ頓挫していますが、落ちついて自分なりの生活のペースを取り戻そうと思います。

本を選ぶ基準は好きな作家のもの、紹介を読んで興味を引いたもの、直木賞受賞作品、山本周五郎賞受賞作品、島清恋愛文学賞、本屋大賞など。

先日は「犬のこと」のカテゴリーで熊谷達也の小説を紹介しましたが、こちらでも紹介。
「邂逅の森」「氷結の森」「相克の森」「ウエンカムイの爪」「漂泊の牙」
自然の中で生きる人と野生動物。生活の中にあった人と熊の関係。「森」三部作はマタギの生き方を通して自然と生きるとはいかなることかを問う作品。「邂逅の森」は直木賞・山本周五郎賞ダブル受賞作品。「漂泊の牙」はオオカミ研究者を襲った悲劇。

今年はじめて出会った作家は、近藤史恵さん。作品は「サクリファイス」。自転車競技の世界の話。自転車競技(ロードレース)の存在は知っていたもののルールやレース展開、その醍醐味はまったく知らなかったのですが、興味深く引き込まれて一気に読みました。感動の一篇。

なにかおもしろい本、感動した本を見つけたら教えてください(^○^)
by 1212jeff | 2011-04-02 16:22 | 本・よむよむ(reading)